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芦野温泉 芦野温泉ホテル
(栃木県那須町)
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| ●温泉泉質 |
アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性低温泉) |
| ●温泉効能 |
《浴用》神経痛・関節痛・筋肉痛・貧血・脳卒中後の後遺症など《飲用》慢性胃炎・胆石・尿路結石・糖尿病など |
| ●湯治療養 |
年長者の方の療養湯治場をめざし長期逗留も安心して出来る施設 |
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旧奥州街道 芦野の里の丘陵に南に面して抱かれた一軒宿
木の香と人肌のぬくもりがなつかしい現代の湯治場
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2006年9月28日、芦野温泉は奥の細道を歩く旅で那須湯本温泉から黒田原、黒田原から芦野宿・遊行柳へ行った折に宿泊した宿で、想像以上の良質の泉質と効能豊かな温泉で満足した宿だ。JR黒磯駅からの送迎バスで宿に到着したのは17時35分。フロントで館内の説明を受けた後、別棟のダンス館からエレベーターで3階に移動して、温泉館307号室へ行く。板張りの洋間にツインベット、畳4.5畳の堀コタツ付きテテーブルがある。壁側に40センチ幅の板台があり、そこにテレビ・金庫・ポット・冷蔵庫、地下150mから引いたと言う地下水の蛇口と水場がある。無駄のない調度品の配置、高齢者にも利用しやすい。テーブルには茶器セットとお茶請けに「どりまん」と刻印入りの饅頭がひとつ。洗面所は広く、奥にウオシュレットトイレ。この部屋の定員は4人用だ。室内には芦野産の炭を空気清浄や消臭剤として3ヶ所置かれている。
浴場はダンス館の地下一階の内湯と一旦外に出たところにある日帰り入浴施設の2ヶ所。内湯の湯船は、滑りにくい伊豆石造りだが、浴舎は木造りで落ち着く。湯はアルカリ性ナトリウム炭酸水素塩泉で掛け流し・加温・循環なしで入ると「ざぶーん」と体積分あふれ落ちる。日帰り入浴施設は、床のみが
滑りにくい伊豆石で、浴槽は木作りで柔らかい感じ。浴舎は3区分され、手前に4m×4mの掛け流し温泉浴槽、次が天井から薬液噴射される薬草露天霧吹サウナと薬湯(刺激性の強い「那岐の湯」)、奥に薬湯(刺激性の弱い「那美の湯」)と天然温泉露天風呂がある。全体で男女合計12ヶ所の浴槽がある
。
那美の湯と那岐の湯は成分が異なり、後に入浴した那岐の湯は、5分も入ると体がぴりぴりしてくる。皮膚や肌の弱いところに特に感じる。「男性客が股間がぴりぴりして心配する方がいますが“大大丈夫ですよ”と教えています。」と番台の女性が話してくれた。薬湯は女性用の浴槽を男性用より広く造っている。5分入って休み、また2〜3回繰り返すと効果が高いと言う。体質や肌の弱い方は、那美の湯に入るとよい。入浴中、声をかけた年配の方は、テレビで傷や腰痛に良いという評判を聞いてやってきた療養目的の方ばかり。源泉28.6度の芦野温泉は、Ph9.85の強アルカリ泉で肌のつるつる感がすごい。効能は浴用で神経痛、関節痛、筋肉痛、貧血、脳卒中後の後遺症。飲用で慢性胃炎、胆石、尿路結石、糖尿病。吸入やうがいでタンのきれ、慢性気管支炎、咽頭炎などによい。
夕食は本館に移動し、戦国時代の館のような食事処「松籟館」で食べる。芦野回廊・いつき料理で、栃木産八汐鱒お陶板焼きがメインの料理だ。山芋となめこの寒天寄せ。紫蘇巻き餃子・桜海老しんじょうなどの五点盛り。前菜はイカの黄味焼き・里芋田楽・鴨いちじく。お造りは鮪・目鯛・帆立。薬味三種を添えたざる豆腐。和風ピザ。アボガドカップサラダ。こしひかりのご飯にデザートはレモンゼリー。健康を考えたヘルシーメニューと言えそうだ。朝食は和食セットメニューの他に、コックさんが卵焼きを焼いてくれる。
夕食後、フロントの裏手のホールではお年寄りが何か賑々しいので覗いてみた。今「敬老月間」で「フラダンス・コンペイン芦野ガーデン」と題したイベントのようだ。70歳以上の宿泊者に紅白饅頭をお祝いに差し上げ、連泊の方には遊行柳おにぎりツアーに無料招待という。この会場では、インストラクターが3人の男性を衝立の陰に呼んで、女装にわかフラダンサーに仕立てて、笑いをとり、参加者全員でフラダンスコンペをしているところだった。女性陣の嬌声が響く・・・。従業員が知恵を絞って、毎月イベントを考えるのだそうだ。「笑う角には福来る」若返るを実践をしているのだ。
また毎月第3日曜日午後1時からお芝居「歌振り座」が開催される。地元・従業員・お客様が作るお芝居「瞼の母・芦野編」が人気演目だ。斬新と言えば、この宿の支配人は活性化を図るために3ヶ月毎に交代制だとか、社長は本業の不動産業で多忙で、ほとんど東京在住という。今の支配人は40歳代の姥原敦氏が務めている。
20年前、テニスコートの開発運営から温泉湧出に成功し、それ以来、良質の温泉の他に薬草風呂にこだわってきた。各階の階段を利用して、芦野温泉での体験談が張り出されている。“腰痛や神経痛、リウマチに効いた”“骨折の病後に”“ヘルニア坐骨神経痛で9泊”“6泊で腰痛・筋肉痛が完治”など数え切れない。「年長者のための湯治場」と自認しており、小さな子供の入場は禁止している。最近では、はとバスでの日帰りプランにも取り入れられている。それだけ芦野温泉ファンが多いと言うことか。この地方は路線バスの便が無いので、JR那須塩原やJR黒磯駅からの無料送迎バスの効果も大きいと思う。
宿泊料金は、温泉館・ダンス館は2名1部屋で11,800円、3名1部屋で10,800円、4名1部屋で9,800円。テニス館はそれぞれ2,000円安い。1部屋1名で利用の場合は、2,000円増し。入湯税は別途150円。連泊割引は、2日目以降の料金より500円引きとなる。土曜・祝前日・旧盆中は各料金の2,000円増し。年末年始は別途料金。無料送迎バスの乗車場所発着時間等は問い合わせのこと。
(2006年9月)
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芦野温泉 芦野温泉ホテル
■所在地:栃木県那須町芦野1461
■ご宿泊の問い合わせ:0287-74-0211
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  病気に効く療養温泉ガイド
医者も驚く効能別名湯120選
野口冬人著
税込価格:1,575円(本体1,500円)
出版:二見書房
著者が自ら体験してその効能を実証した湯治効果抜群の温泉大集合。糖尿、アトピー、高血圧、動脈硬化症、痛風等に絶大効果。心臓病、貧血、筋肉痛等に対する温泉療養ガイドの決定版。併設・近隣の温泉病院もあわせて紹介。
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