療養温泉突撃取材 

福島県・白鳥山温泉
杜のおやど・喜楽苑

2004.2.8

2004年2月8日にいわき湯本温泉の奥座敷として、療養温泉・湯治場として知られる白鳥山温泉にいってみた。私の温泉巡浴1059湯目の温泉である。

途中、すぐそばの日本中央競馬会(JRA)競走馬総合研究所常盤支所に立ち寄った。
「馬の温泉」と知られるところで、馬の故障を温泉によって回復や防止を図ろうという温泉療養をしている。馬の温浴は見られなかったが、広大な敷地の一角に咲く山桜は色濃く、晴天の青空にいっそう鮮やかに映えていた。

常磐線JR湯本駅から西へ車で10分走ると、もう大自然に囲まれた広大な敷地・高台にある。敷地が1万坪というこの杜はどこまでがこの宿の敷地かわからない。眺望できるもの全てが借景となる。いわきでもっとも早い春が来るという。

平屋の玄関・ロビーは周りの山や丘陵にマッチした造りでほのぼのとさせる不思議な癒される雰囲気だ。籐椅子テーブルで統一したロビーラウンジの広いガラス張りの窓からは、外の杜の景色が眺められる。一角に「朝のコーヒー1杯目はサービスです」との張り紙がある。

 廊下を通って奥の部屋やお風呂を見せてもらう。途中右側に男女別の大浴場があり、女性用には内湯から隣接した露天のヒノキ風呂がある。階段を下った途中に竹造りの貸切風呂、降り切ったところには混浴の露天洞窟風呂があった。

なんと言っても開放感が感じられる露天風呂へ入っていると、女性の話し声が近づいてくる。「ややっ」と思っているうちに「あらっ人が入っている。どうする〜。見えないから入っちゃお〜」と入り口そばに見えないように後ろ向きにへばりついてきたのが、地元の母子連れの二人。なんでも、娘の足の具合が良くないので、温泉療養に来たという。地元の人もここは、神経痛や腰痛の治療に来るところという。


加熱した二つの浴槽

 これらの湯はいわき湯本温泉から引いてくる含硫黄−ナトリウム−塩化物・硫酸塩温泉(硫黄温泉)で、この宿には2階に湯治棟の部屋があり、人数により6畳、8畳トイレ付・暖か便座付の部屋がある。湯治浴室はいわき湯本温泉とは泉質が異なる単純泉だ。隣接の白鳥温泉/春木屋と同じ湯脈である。加熱した二つの浴槽があり、湯治客の人気を得ている。菅野一徳(かんの かずのり)支配人によると、2泊〜3泊予定の神経痛リウマチ、腰痛、胃腸病など治療目的の湯治客が多く、茨城県をはじめ関東地方のお客様がほとんどという。

一般用客室は10畳に掘りこたつ式テーブル椅子ベランダ付のお部屋が用意される。なんと言っても庭園を囲んだお部屋なので、陽だまりをうけてぼんやりしたり、書き物にふけったりの静かな暮らしが楽しめそうである。梅、椿、山、山ツツジ、6月中旬から7月上旬にかけては中庭池の蓮が、四季の変化をしっかりと感じられそう。 

食膳はこの自然の田舎の土地と小名浜港が近い条件をいかした田舎料理を心がけていると話す。何泊もする湯治客が飽きないような料理をと・・・。新鮮なお造りや筍まんじゅうやスズキのうに焼きなどの珍味も楽しめる。宿の坂下には、東屋風の杜の喫茶店がある。

宿泊料金は、
2名から御一人13千円税別(平日)から1万6千円税別(休前日)

湯治棟は1部屋2名から2泊以上で
お一人8,700円税別、お一人利用は1万円税別で、サービスでお昼にうどん付。

日帰り入浴は、大広間利用で1,500円。

アクセスJR常磐線湯本駅下車、車で10分。ホテルのマイクロバスで送迎あり。  14時30分、15時10分、15時45分の3本


お問い合わせ・お申し込みは(下記に直接予約)
  住所は、いわき市常磐白鳥町勝丘
 電話番号 0246−43−2227


      

            

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