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| ●温泉泉質 |
26.6℃炭素水素・ナトリウム・メタケイ酸水素等を含むアルカリ性単純泉 |
| ●温泉効能 |
《浴用》神経痛・リウマチ・神経麻痺・運動機能障害・糖尿病・高血圧・アトピー・皮膚病・病後回復など
《飲用》糖尿病・アトピー性皮膚炎・胃腸病・痛風など |
| ●湯治療養 |
自炊施設あり・飲用温泉水販売 |
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大菩薩峠の登山口、国宝雲峰寺裏湯―大自然に囲まれた渓谷の由緒ある薬湯
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正月早々に、山梨県・大菩薩峠の登山口、塩山から約9キロにある裂石温泉雲峰荘に出かけた。僧行基が開き、日本最古の日の丸の御旗、武田軍旗などの多くの文化財を寺宝とする名刹雲峰寺の敷地内にあり、約1200年前に1人の高僧が業をしている時に、落雷があり石が裂けて温泉が湧出したと伝えられる。この一帯は塩山御影石の産地で、徳和型花崗閃縁岩を分布している地域。これらの岩石を極微量溶解しながら、その割れ目から湧出する水は、PH9.9という世界でも珍しい有数の「強アルカリイオン泉」で、昔から霊泉として親しまれてきた秘湯である。
まず自慢の館内の大岩風呂「かじか風呂」に入浴。ドアを開けると、目の前にどっと自然の渓谷そのままに大岩石が横たわっている。その割れ目から竹筒を通した源泉が、手前の湯船に注ぎ込まれる。3×4mの湯船には26.6度の炭素水素・ナトリウム・メタケイ酸水素等を含むアルカリ性単純泉が満たされる。だが、その湯船には誰も入ろうとしない。とても冷たくて絶えられないのだ。窓際に1.5×5m位の加熱した湯船があり、入浴客はそこに群がっている。療養には、源泉湯船と加熱湯船に交互に入るほうが体には良いとされる。

源泉が落ちる岩の受け口にあるコップで飲んでみると、無色無味無臭で飲みやすい。健康に良い水は、水の分子集団の小さいほど良いとされているが、雲峰荘の源泉は数ある温泉水・ミネラル水の中でも最小の47ヘルツという数値を出している。橋を渡った別館に大岩で造られた露天風呂、貸切風呂もある。湯けむりの中から川のせせらぎとカジカの声が聞こえるという。静かな温泉情緒を満喫できる渓流のいで湯だ。
客室は8〜12畳タイプのテレビ付き、トイレは共用。各部屋には源泉が詰められたペットボトルが用意される。貸切の自炊宿泊施設もある。療養客は静岡・神奈川・東京などの近県、名古屋からも多いという。適応症は神経痛、リウマチ、神経麻痺、運動機能障害、糖尿病、高血圧、アトピー、皮膚病、病後回復等に効能ありとされている。大自然に囲まれ、付近の散策や天然釣り場でのマス釣りも楽しめる。裏山には国宝雲峰寺があり、大菩薩峠の美しい山並みも望める。
玄関前の売店には、黒豆・サトイモなどの野菜、黒米(古代米)が多種類置いてある。3代目の林章雄氏(36歳)は「ウチはお客様にお出しする食事は、ほとんど自前で作った自然食です。お米や玄米・蕎麦や野菜など、ほとんど社長(父・林金次氏)が作っています。」と話してくれた。そう言えば、旅館前に売店や木工室があり、そこでは石臼で蕎麦を挽いていた。無駄をしない、物を生かすという信念があり、宿の玄関前に置かれた門松は、古い臼をうまく利用した立派な門松だ。古臼を10個ばかり手に入れ、リサイクル作品だと言う。
雲峰荘は大正10年ごろに章雄氏の祖父が鉱泉旅館を始め、平成3年に難病を治す効能あり、とする愛飲者の声をもとに源泉水を飲める温泉「雲峰の霊泉」と名づけて全国に販売を始めた。高アルカリイオン泉のため腐ることもなく、ミネラル不足で酸性になりがちな現代人の体を調整し、健康保持・病気予防に効果があるとされている。古くから霊泉として知られる「飲んで良し、入浴して良し」の名湯を、自宅に取り寄せるぜいたくが可能になったことは大変喜ばしい。
→飲泉のすすめ
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裂石温泉 雲峰荘
■所在地:山梨県塩山市上萩原2715-23
■ご宿泊の問い合わせ:0553-32-3818
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